すてきな姉妹

先日、新幹線に乗った。
3人掛けの席の窓際がUSAGI の席。
新大阪から乗り込むと、隣と通路側の席には乗客が。
小学5年生くらいの女の子と、3年生くらいの女の子。
幼い姉妹がちょこんと座っていた。

席につき、お茶を飲んでいると
姉妹のお母さんがわざわざ
「子どもだけで座っていますので
うるさくしてご迷惑おかけしてしまったらすみません。
よろしくお願いします、、、」
と、丁寧なあいさつをしにこられた。
親御さんは離れた席にいるらしい。

お母さんの心配などまったく必要ないほど
姉妹は静かに「あやとり」で遊んだり、
ふたりでもたれ合って眠ったりしていた。

降りる駅が近づいてくると、姉妹は身支度を整え、
きちんと席を戻して立ち上がり、
何か言いたげにUSAGI をふり返った。
USAGI が手を振ると、姉妹は
「ありがとうございました。さようならー」
と軽く会釈をして去っていった。

んまぁ~~~~
なんとステキな姉妹でしょう。
日頃のご両親のしつけの賜物、ですね。

別に車内で暴れちゃいけないとか、
必ずしもじっと座ってなきゃいけない、などとは思わない。
子どもははしゃぎまわったりするものだし。
(まぁ限度はあるかとは思うが。)

たぶん、挨拶ができる・できない、という部分で
子どもでも大人でも、与える印象が全然違ってくるのかな。
品を感じるのですよ。
そして人への気遣い。
気を使うんじゃなく、思いやりの心。
それが品なのかもしれない。

まわりの乗客を気にすることなく、
大声でしゃべりまくっている大人はよくいる。
始発の新幹線でも時々そういう大人がいる。
そういった方からは、残念ながら品を感じることはない。

他人のことはじっくり観察できるものだ。
自分では気づかぬうちに
品のない行動をしていることもあるだろう。
いずれにせよ、あの姉妹のように
善きものを発するようにありたいと思った。

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